• 会費10,000円は可能?後悔しないためのリアルな費用解説

    「友人中心の1.5次会、ゲストの負担を考えて会費は10,000円にしたいな」

     

    結婚式の準備を進める中で、多くのカップルがこの「会費10,000円」という魅力的な価格設定に惹かれます。

     

    キリが良く、ゲストにとっても非常に参加しやすい金額ですよね!

     

    では、実際に会費10,000円で、ゲストも新郎新婦も心から満足できる1.5次会は可能なのでしょうか?

     

     

    結論から言うと、「可能ですが、多くの注意点があり、理想の1.5次会を実現するのは難しい」というのが、私たちプロの正直な意見です。

     

    この記事では、なぜ会費10,000円の1.5次会が難しいのか、そのリアルな理由を詳しく解説します!

     

     

    【最重要】会費1万円から「税・サービス料」を引くと、本体価格はいくら?

     

    この問題を考える上で、まず知っておくべきが「消費税」「サービス料」の存在です。

     

    パーティー会場の飲食代には、通常、本体価格に対して消費税(10%)と、サービス料(会場によりますが約10%)が加算されます。

     

    つまり、ゲストが支払う会費10,000円が、そのまま全てお料理やドリンク代になるわけではないのです …

     

    【会費10,000円の内訳(シミュレーション)】

    会費総額:10,000円

    サービス料(10%)と消費税(10%)を引くと…

    お料理・ドリンクの本体価格:約8,200円

     

     

    つまり、会費10,000円ポッキリの場合、会場が実際にお料理やドリンクに使える金額は、実質8,000円ちょっとになってしまうのです。

     

    この金額で、ゲストが満足するパーティーのおもてなしをすることは、都内の会場では非常に難しいのが現実です。

     

     

    名古屋,ホテル,レストランウエディング,会費制パーティー

     

    会費10,000円が招く「3つのリアルなリスク」

    この「本体価格8,000円」という事実を踏まえると、会費10,000円でのパーティーには以下のようなリスクが伴います。

     

    1. 新郎新婦の自己負担額(持ち出し)が大幅に増える

    多くの1.5次会向け会場では、飲食プランの最低ラインが10,000円(税サ別)からとなっています。つまり、支払総額は12,000円程度になるということです。

     

    会費が10,000円では、飲食代だけでゲスト一人あたり2,000円以上の赤字が発生します。これに会場費や衣装代などが加わるため、自己負担額が大きく膨らんでしまいます。

     

     

    2. 料理やドリンクが質素になりすぎる

    本体価格8,000円という予算内でパーティーを組むと、どうしてもおもてなしの内容が質素になってしまいます。

     

    【料理の一例】

    前菜はサラダや枝豆、メインは唐揚げやポテトといったホットスナックが中心となり、デザートは小さなケーキ一切れ…といったように、お祝いのパーティーというよりは、居酒屋の宴会コースのようなメニューになってしまう可能性があります。

     

    これでは、1.5次会という特別な場に来てくれたゲストをがっかりさせてしまうかもしれません。

     

     

    3. 貸切時間が短く、ゲストにしわ寄せがいく

    費用を抑えるために、会場の貸切時間を最短の2時間などに設定する必要が出てくるかもしれません。

     

    2時間では受付から退場までが非常に慌ただしく、「ゲストとほとんど話せなかった」「何をしたか覚えていない」といった、主役もゲストも落ち着かない、窮屈なパーティーになってしまう可能性があります。

     

     

     

    結論:理想の1.5次会なら「1万5,000円」が一つの目安

    もちろん、ご友人のみの本当にカジュアルな会であれば、会費10,000円も選択肢の一つです。

     

    しかし、親族や上司も招き、きちんと感謝を伝えたいと考える「1.5次会」であれば、15,000円を一つの目安に設定することをおすすめします!

     

    会費を15,000円に設定できれば、税・サービス料を引いても本体価格で12,000円以上を確保でき、

    ・料理の選択肢が広がり、ゲストの満足度が上がる

    ・新郎新婦の自己負担額を現実的な範囲に抑えられる

    ・十分なパーティー時間を確保できる

    といったメリットが生まれ、余裕のあるパーティーが実現できます。

     

    会費10,000円という設定は、ゲストを想う優しい気持ちの表れですが、税・サービス料という見えないコストによって、パーティーの質を下げてしまう可能性を秘めています。

     

    大切なのは、お二人が「どんなおもてなしをしたいか」です。無理のない予算計画で、最高のウェディングパーティーを実現してくださいね ^^) _~~

     

  • この記事を書いた人

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    ウェデイング業界10年
    3年のレストランウェディングのマネージャーを経て転職し1.5次会パーティーにて全国のウェディングをお手伝い中。会費制や1.5次会はもちろんホテルでのウェディングや少人数結婚式も多く手掛けお手伝いさせていただいたウェディングは380組以上。
    美味しい食事とペットをこよなく愛するシテイガール

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