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フリープランナーってどうなの?後悔しないために知るべき全知識【プロ解説】
「自分たちらしい、オリジナルな結婚式がしたい!」
そう考えたとき、選択肢として浮かび上がる「フリープランナー(フリーランスのウェディングプランナー)」という存在。
雑誌やSNSでおしゃれなウェディング事例を見るたび、気になっている方も多いのではないでしょうか?
でも、「式場のプランナーと何が違うの?」「費用は高いの?安いの?」「なんだかよく分からなくて不安…」
今日はそんなおふたりの疑問に、業界のリアルな視点から正直にお答えします。
フリープランナーは、おふたりにとって最高のパートナーになる可能性を秘めている一方、選び方を間違えると後悔に繋がることも…
この記事を読めば、そのメリット・デメリットから賢い選び方まで、すべてが分かります!
Q,そもそも「フリープランナー」とは?式場プランナーとの根本的な違い
式場プランナー
・所属: 特定のホテルや結婚式場
・役割: その会場を最大限に活かして、おふたりの結婚式を形にするプロ。会場のルールや提携業者を熟知しており、スムーズな進行が強み。
・出会うタイミング: 会場を決めた後
フリープランナー
・所属: なし(独立している)
・役割: 特定の会場に縛られず、おふたりの想いを最大限に活かして、結婚式をゼロから創り上げるプロ。会場探しから一緒に始めることも多い。
・出会うタイミング: 会場を決める前(もしくは同時)
一言で言うなら、「会場」に所属しているか、「おふたり」に所属しているか、という点が最大の違いです。フリープランナーにとってのお客様は、おふたりただ一組なのです。
フリープランナーに頼む「3つの大きなメリット」
では、なぜフリープランナーを選ぶ新郎新婦が増えているのでしょうか?
そこには明確な理由があります。
・メリット1
圧倒的な自由度と、真のオリジナルウェディングが叶う
→これが最大の魅力です。フリープランナーとの結婚式作りは、会場の制約に縛られません。
・場所の自由
思い出の公園、キャンプ場、美術館、古民家など、通常は結婚式を行わない場所でも、交渉次第で実現の可能性があります。
・クリエイターの自由
「このカメラマンに撮ってほしい」「あのシェフの料理を振る舞いたい」といった持ち込みも原則自由。おふたりの好きなクリエイターチームを結成できます。
・コンテンツの自由
進行や装飾に決まった型はありません。「こんなことできるかな?」という夢を、実現に向けて一緒に考えてくれるのがフリープランナーです。
メリット2
準備開始から当日まで「一貫したパートナー」でいてくれる安心感
→フリープランナーは、最初のご相談から結婚式当日、場合によっては後片付けまで、一人の担当者が寄り添い続けます。
大規模な会場では、「新規営業」「打ち合わせ担当」「当日のキャプテン」が別々というケースも少なくありません。
しかしフリープランナーなら、おふたりの想いやこだわり、細かいニュアンスまで全てを理解したプランナーが当日も現場にいるため、安心感が全く違います。深い信頼関係を築けるのも、このスタイルの強みです。
メリット3
客観的な視点で「費用対効果」の高い選択ができる
→「フリープランナーは高い」というイメージがあるかもしれませんが、一概には言えません。
確かにプランニング料はかかりますが、全てのアイテムを客観的な視点で見積もってくれます。
「この部分はもう少し費用を抑えて、その分を映像に使いましょう」「このアイテムは提携業者より、外で探した方がクオリティも値段も良いですよ」といったように、おふたりの希望と予算に合わせて、最適な采配をしてくれるのです。
会場のパッケージプランに縛られず、お金をかけるべき所と節約する所のメリハリをつけられるため、結果的に満足度の高い(=費用対効果の高い)お金の使い方が可能になります。
知っておくべき「3つのデメリット・注意点」
もちろん、良いことばかりではありません。
ベテランプランナーとして、正直にデメリットもお伝えします。
デメリット1
プランナー個人の「スキルと経験」の差が激しい
→フリープランナーは、言ってしまえば誰でも名乗れてしまう仕事です。素晴らしい実績と経験を持つ方もいれば、経験が浅い方もいるのが実情です。
会場という看板がない分、そのプランナーがどれだけの実力を持っているか、見極める力がおふたりにも求められます。
デメリット2
会場や業者との連携が複雑になることも
→会場のルールを熟知した式場プランナーと違い、フリープランナーは外部の人間として会場とやり取りをします。
プランナーの交渉力やコミュニケーション能力が低いと、会場側との連携がうまくいかず、思わぬトラブルや制限が発生する可能性もゼロではありません。
デメリット3
結果的に費用が「割高」になる可能性もある
→メリット3とは逆の話に聞こえるかもしれませんが、これも事実です。
式場が提供するパッケージプランは、大量発注によるスケールメリットで価格が抑えられていることが多くあります。
全てをオーダーメイドで作り上げていくと、一つ一つのアイテムの単価が上がり、結果的に総額が高くなるケースもあります。
あなたはどっち?フリープランナーがおすすめな人
メリット・デメリットを踏まえ、フリープランナーが特におすすめなのはこんなおふたりです。
・結婚式で表現したい、明確なコンセプトや世界観がある
・形式にとらわれず、ゲストと近い距離で楽しむ一日にしたい
・場所やクリエイターに、どうしても譲れないこだわりがある
・準備期間そのものを、信頼できるパートナーと楽しみたい
・予算管理や交渉など、専門的なサポートを求めている
逆に、「準備は効率的に進めたい」「決まった選択肢から選ぶ方が楽」「憧れの会場で挙げることが最優先」という方は、式場プランナーの方がスムーズかもしれません。
失敗しない!良いフリープランナーの選び方【3つの鉄則】
もし「フリープランナーに相談してみたい!」と思ったら、以下の3つの鉄則を守ってパートナーを探してください。
①実績・ポートフォリオを徹底的に見る
そのプランナーが創る世界観は、自分たちの好みと合っていますか?写真だけでなく、どんな想いでその結婚式を創ったのか、ブログやSNSの文章からも人柄を読み取りましょう。
②初回のカウンセリングで「相性」を確かめる
何よりも大切なのが相性です。話しやすいか、想いを汲み取ってくれるか、提案は魅力的か。長時間一緒に走るパートナーだからこそ、直感を信じてください。
③契約内容と料金体系を明確にする
プランニング料には何が含まれ、何が別途費用なのか。キャンセルポリシーはどうなっているか。曖昧な点は一つも残さず、書面でしっかり確認しましょう。
フリープランナーは、おふたりの結婚式の可能性を無限に広げてくれる、心強い存在です。
しかし、その力を最大限に引き出すには、おふたり自身が「どんな結婚式をしたいのか」を考え、信頼できるプランナーをしっかりと見極める必要があります。
それは、式場プランナーを選ぶ際も同じです。
大切なのは、肩書きではなく「この人になら任せられる」と思えるかどうか。
この記事が、おふたりにとって最高のパートナーを見つけるための一助となれば、これほど嬉しいことはありません。
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この記事を書いた人
ウェデイング業界10年
3年のレストランウェディングのマネージャーを経て転職し1.5次会パーティーにて全国のウェディングをお手伝い中。会費制や1.5次会はもちろんホテルでのウェディングや少人数結婚式も多く手掛けお手伝いさせていただいたウェディングは380組以上。
美味しい食事とペットをこよなく愛するシテイガール-
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