【会費制結婚パーティー】ご祝儀は必要？封筒は？服装は？ゲストが知っておくべき「マナー」を完全解説

「友人の結婚パーティーに招待されたけど、『会費制』って書いてある…」

「これって、ご祝儀はいらないの？会費はどうやって渡すのが正解？」

最近増えている「会費制」の結婚式（1.5次会や海外挙式後のアフターパーティー）

 

従来の披露宴とは勝手が違うため、「何が正解かわからない！」と戸惑うゲストは非常に多いです。

 

この記事では、会費制パーティーに招かれた際に絶対に知っておきたい3大マナー（お金・服装・振る舞い）を徹底解説します！

 

これを読めば、当日受付で慌てることなく、スマートにお祝いできますよ！

 

 

1. お金のマナー：ご祝儀はいる？会費の渡し方は？

一番の悩みどころである「お金」についてです。ここを間違えると、新郎新婦や受付担当者に迷惑をかけてしまうので要注意です。

 

 

 

Q. ご祝儀は必要ですか？

A,原則、不要です。

 

会費制の場合、「会費」がお祝い金の代わりとなります。招待状に「会費制」と記載があれば、ご祝儀は持参せず、会費のみを用意すればマナー違反にはなりません。

 

逆に、受付でご祝儀袋を渡してしまうと、新郎新婦に「お返し（内祝い）をしなきゃ…」と余計な気を遣わせてしまうことになります。

 

例外

自分の結婚式でその友人から高額なご祝儀を頂いている場合や、親族の場合は、別途お祝い（プレゼントや現金）を渡すこともあります。その場合は、当日の受付ではなく、後日（または事前）に渡すのがスマートです。

 

 

Q. 会費は「ご祝儀袋」に入れるべき？

A,いいえ！「現金のまま」渡すのが正解です。

 

ここが一般的な結婚式と最も違う点です。

会費制の受付では、係の人がその場で金額を確認し、会費袋や金庫におさめます。

 

そのため、のし袋や封筒に入れて渡すと、受付の人が封筒から出す手間がかかり、列が渋滞する原因になります。

 

 

Q. お札は「新札」じゃなきゃダメ？

A,新札でなくてOKです。

 

ご祝儀（祝う気持ち）ではなく「会費（参加費）」という性質上、新札である必要はありません。ただし、あまりにボロボロのお札や汚れたお札は避け、比較的きれいなお札を用意するのが大人のマナーです。

 

 

Q. お釣りが出てもいい？

A,できるだけ「お釣りなし」で用意しましょう。

 

会費が「15,000円」の場合、2万円出すのではなく、千円札を用意してぴったり渡しましょう。受付にはお釣りの用意がありますが、スムーズな進行のために協力するのがゲストの心遣いです。

 

 

2. 服装のマナー：「平服でお越しください」の正解は？

会費制パーティーの招待状によくある「平服（へいふく）でお越しください」という言葉。これを「普段着」と勘違いしてはいけません。

 

「平服」＝「略礼装（インフォーマル）」のこと

ジーンズやTシャツ、スニーカーなどの「カジュアルな私服」はNGです。

「結婚式ほどカッチリしなくていいけれど、きちんとしたお祝いの服装」を心がけましょう!

 

 

女性の服装マナー

おすすめ

ワンピース、パーティードレス、セットアップスーツ、オールインワンなど。

 

披露宴との違い

披露宴ほど素材や露出に厳しくありません。プリント柄や、少しカジュアルな素材（シフォンやレース以外）でも、上品ならOKとされることが多いです。

 

NG

全身白（花嫁の色）、全身黒（喪服に見えるもの）、過度な露出、生足、ブーツ、スニーカー。

 

 

男性の服装マナー

おすすめ

スーツ（ダークカラー以外に、グレーやブラウン、チェック柄などもOK）、ジャケット＋パンツスタイル。

 

披露宴との違い

「白ネクタイ」である必要はありません。色付きのネクタイや蝶ネクタイ、ポケットチーフで遊び心を入れるとおしゃれです。ノーネクタイOKな場合もありますが、ジャケットは着用しましょう。

 

NG

ジーンズ、短パン、Tシャツ、サンダル、スニーカー。

 

 

 

3. 当日の振る舞いとキャンセルのマナー

 

受付での挨拶

受付に到着したら、以下のように挨拶をして会費を渡します。

「本日はおめでとうございます。（新郎または新婦）友人の〇〇です。」

（財布や封筒から現金を出しながら）

「会費です。ちょうどお預かりします。（または、確認お願いします）」

 

 

遅刻・キャンセルについて

会費制パーティー（特に1.5次会や二次会）は、少しカジュアルなイメージがありますが、遅刻やドタキャンは厳禁です。

 

遅刻

入場などの演出があるため、開始の15分〜20分前には受付を済ませましょう。

 

キャンセル

会費制の場合、会場への人数確定後は「会費の100%」がキャンセル料として発生することがほとんどです。

 

もし急用や体調不良で当日行けなくなった場合は、必ず連絡をし、後日速やかに「会費全額」を新郎新婦に支払う（振り込む）のがマナーです。これをしないと、新郎新婦があなたの分を自腹で払うことになります。

 

 

まとめ

会費制結婚パーティーのマナー、ポイントは以下の3つです。

１、ご祝儀は不要。会費は「お釣りなし・封筒なし」で渡す！

２，「平服」は普段着ではない。「きれいめなよそ行き」で！

３，当日キャンセルは、後日「会費全額」を支払うのが常識！

形式はカジュアルでも、「お祝いする気持ち」と「相手への配慮」は一般的な結婚式と同じです。

 

マナーを守って、新郎新婦と素敵な時間を過ごしてきてくださいね！